お城めぐり

ちびっこ同伴で気軽に行けるお城(+神社仏閣、古い遺跡)の記録。ちびっこ連れでの個人的な感想と難易度を★であらわしてみました。

岩鼻

岩鼻。なんでそんな名前なのかというと、こんな外観だから。

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豚の鼻みたい…。

f:id:henrilesidaner:20160423141734j:plain 横から見た岩鼻。鼻の頭に東屋らしき建物が見える。ずいぶん前から気になっていたけど、つい最近重い腰を上げて「岩鼻」について調べた。岩鼻の上は「千曲公園」という公園になっている。

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麓から遊歩道も整備されているが、車で上まで上がれるそうなので行ってみよう。

f:id:henrilesidaner:20160423141723j:plain 道はトラック1台くらい通れる幅。昼間はいいが、夜は街灯もなく怖いかも。千曲公園は夜景の名所だそうで、ぽつぽつ上ってくる車はあるだろうけど。

f:id:henrilesidaner:20160423141724j:plain 獣も出るらしく、電気ビリビリな鉄柵がずーっと張り巡らされていた。

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遊歩道も整備されている。遊歩道は3か所あるらしい。このあと犬の散歩中の地元民さんに話しかけられ、岩鼻の詳しい説明を受けた。ゆっくり九十九折の遊歩道を上がると30分、崖をまっすぐ上っていく道が15分。さほど時間はかからないそうで、犬の散歩でよく歩いているとのこと。

 

f:id:henrilesidaner:20160423141727j:plain 公園内。細長い。人がいた(誰もいないと思っていたのに)。

f:id:henrilesidaner:20160423141732j:plain 桜は終わってしまったが、春は花見でにぎわいそう。細長く、三方が崖だからなのか、たまたまなのか、ものすごく風が強い。寒い。

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崖下の道の駅から見えるのは、この東屋だったようだ。東屋の先、崖の鼻先まで一応行ける。

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崖の上ということで、ここは自殺の名所でもあるようだ。このフェンスの先は行き止まりだが、そこにはお供え物が…。お供え物が気になり家に帰ってぐぐったら、この下の半過洞門の屋根にはご遺体がたくさん、、、という話がー。夜景が綺麗だというのは想像できるけど、夜に真っ暗な林道のぼって自殺の名所に行こうと思わない(自殺者と間違われそうだしさ)。ひょっとして、さっき地元民さんに話しかけられたのも自殺者と思われたからなのかも?

景色はほんといい。

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千曲市方面

岩鼻という場所は、昔ダムだったそうだ。上の写真の中央付近、千曲川の対岸に「下塩尻岩鼻」という場所がある(今いる場所は半過岩鼻)。半過岩鼻から下塩尻岩鼻まで陸続きになっていて、そこに大きな湖があった。あるときネズミが大量発生し、田畑を荒らした。人々は猫を集めてネズミを駆除しようとした。追い詰められたネズミたちは必死に湖をせき止めていた岩山を食い破った。湖から水が流れ出し、猫もネズミもみんな流されてしまった。という話がある。窮鼠猫を噛むという諺は知っているけど、岩山を噛みちぎるとは。自分にはない発想、ネズミ君たちの何が何でも逃げたいという熱意が凄い。

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上田駅上田城方面

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↑倉弁山方面

下に写っている説明板には「真田丸」と書いてるが、内容は天文17(1548)年の上田原の戦いについてだった。信濃侵攻してきた武田信玄坂城を拠点としている村上義清の合戦で、大河ドラマとはほぼ関係ない(幸村さんのおじい様が武田方として参戦しているらしい)。

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倉弁山は武田方が陣を布いた場所。ちなみに村上方は千曲公園の裏の山、天白山に布陣したそうだ。武田さんがボロ負けして終わった戦い。

 

ちなみに、ここの岩鼻の崖には、本州ではココだけ。という植物が生えている。

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白い花をモイワナズナというそうで、北海道で発見された植物とのこと。なぜ北海道の植物があるのか謎(ここよりも北海道の気候に近い地域なんていくらでもありそうなのに)。前述の犬の散歩中の地元民さんのお話によると、上田市でこの花を増やそうとしたことがあり、しかしその試みは失敗したという。その方もモイワナズナを株分けしてもらって育てようとしたがダメだったという。

イワナズナさん岩鼻がよほど気に入ったんだろう、しかし北海道の植物がなんでこんなところで群生しているのか気になります…。もしかしたら、モイワナズナでもない新種の植物なのかもねー。

 

下に降りる。下にも公園がある。道の駅が併設されていて、小さい子を連れてきても設備が充実しており使い勝手が大変いい。芝生、グラウンド、ドッグランまであった。芝生にレジャーシートを敷いて子を転がしてみたが。下も風が強く嫌がられてしまった。

 

f:id:henrilesidaner:20160423141742j:plain トンネル工事にともない、このあたりにあった遺跡が発掘されていた。中の沢遺跡・半過古墳群という名前で、弥生時代から平安時代の住居跡と4つの古墳群があったという。特に古墳は崩れた山の土砂で隠されており遺骨と副葬品が丸々残っていたそうな。ひょっとしたらまだ地下にお宝が眠っているかもしれない…。

 

せっかくなので、半過洞門と旧県道77号線がどうなっているのか見に行った。

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今はトンネルのほうが交通量も多いし安全なので、地元民しか使ってないかな? と思いきや。

f:id:henrilesidaner:20160423141737j:plain 通行止め(二度と解除されないだろう)。

小さいころ長野から佐久に帰るときここを通っていて、結構大人になっても便利な道だから使ってた馴染みの道がー。年1で崩れていたから仕方ないのか、またちょっと通ってみたかったがねぇ残念。

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これが半過洞門。どう見てもここは交通の難所である(ぐぐると北国街道随一の難所だった、と説明しているのが結構出てくる。北国街道って対岸の国道18号線にあたると思うが、もしかして下塩尻岩鼻とごっちゃになってる?)。県道77号線は崖と川の間をずーっと進む感じだった。無茶な場所を通しているから、そりゃ脆いよね…。

近くには石碑が3つもあった。1つは改良工事したことが書いてあるような感じ、もう2つはここを作るにあたり尽力した方を称えるもののようだった。

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崖上から岩がよく落ちてきていたらしく、ある年トドメをさされて廃道になった。もちろん過去何度も通った。今は心霊スポットになっている。何度も通ってきた道が実は自殺の名所、心霊スポットだったとは…ものすごくショックです。

 

 

★★★★☆

眺めがよく、上の公園(千曲公園)でも下の公園(道の駅)でも子供と遊べる。自殺の名所だけがネック。

 

 

<岩鼻>

 

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