名前は難しくないが、ロマン感じる延喜式内社。
鳥居が綺麗なのは、15年程前に再建されたばかりなので。
この神社のあちらこちらに「倒木注意」というような看板が立っていた。根元に×印がスプレー書きされている木もあった。見た感じは今にも倒れそうな老木ではなさそう。しかしきちんと調査した結果のようだし、隣が小学校だから多少大げさに注意喚起しているのだろうか。
↓境内の様子
↑摂社がたくさんあった。
↑拝殿と本殿
拝殿、なんか長くないかなー? ちょっと気になった
別の鳥居を発見。
古い神社なのに由緒書きの看板が見当たらなかった。御祭神についてのものだけ見つけた。
建御名方富命
の五柱の神様が祀られているそうだ。
という関係性なので、なんとなく一緒に祀られていることがすんなり頭に入ってくるものの、天児屋命は他の四柱とどういう関係なんだろ? と思った。
天児屋命の業績としては、
・岩戸隠れの際、祝詞を唱える。ちょっと出てきた天照大神に鏡を差し出す
・中臣氏(藤原氏)の祖
ということで、天孫降臨の時だけちょっと他の神様たちと関わり合っているようだ。
この神社が再建された際の棟札には「大国大明神」と記載されていたとのことで、主祭神は大国主命らしい。
創建年は不明ということだけど、延喜式がまとめられた延長5(927)年にはこの場所に鎮座していたと言われている。それなら境内の木々を調査して「倒れそう気を付けて」といたる場所に看板立っているのも分かる気がするなー。パッと見、樹齢千年なんて古木はなさそうだが、数百年クラスはゴロゴロしてるのかもねー。
永禄年間(1558~1570)に兵火で本殿・拝殿・社庫などすべてを消失したらしく、永禄12(1569)年に当時の領主で竹山城主の西条裕直という人が社殿を再建しているそうだ。この地区の産土神でもあるらしい。
★★☆☆☆
気持ちの良い神社
<中村神社>
創建年 不明
御祭神 大国主命