お城めぐり

ちびっこ同伴で気軽に行けるお城(+神社仏閣、古い遺跡)の記録。ちびっこ連れでの個人的な感想と難易度を★であらわしてみました。

大沼・隠れ窪

聖高原の山の方へ行けば、古い別荘が建ち並んでいた。

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大沼って場所まで来た。

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スズラン湖ともいい、深い谷をせき止めて造った湖だそうな。

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東南方の堤防は「ハイドロック、カーテンクラウト」という特殊工法により強固に造られているそうだ。ちなみに、山の中をウロウロしたせいでどこが東南方向なのか分からなくなっており、それっぽい部分を写真に収めてみた!

「ハイドロック」「カーテンクラウト」共によく分からず。それとなく似たような単語を探してみた。

  • ハイドロリック=油圧関係かな?
  • カーテングラウト=ダム基礎岩盤にボーリングで穴を開け、グライト(薬剤の名称らしい)を注入して設けカーテン状にし水を遮っている

特殊な薬剤を使い固めた堤防ということなのかしら? もっと分からない事に、ココの分類は「フィルダム」だそうで。つまり、ここはダム湖ってことなの? 説明板の内容分かりやすくしてよ。

 

フィルダムとは、コンクリートを使わず自然の土砂・岩を盛って造ったダムのことだそうだ。着工100年で話題になっていた台湾の烏山頭ダムセミハイドロリックフィル工法というもので造られている。ハイドロリックとかフィルとか関わり合う単語が使われているから、きっと烏山頭ダムと同じような造り方なんだろうと勝手に思った。

 

水量は8万㎥。昭和39年完成。平成13年に改修工事が行われているようだ。

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本当は北山ダムのダム湖をなんとなく目指していただけど(ダムの下からしか見たことなかったのよね)、どうやら道を間違えてしまったらしい。だけど、なんかもう十分な気がした。

 

この大沼から「福満寺」というお寺さんまでの4キロ半までの道、昭和43(1968)年から自衛隊が訓練を兼ねて敷設した道路だそう。塩那道路みたいなヤツかー。事前に知っていたら走っていたのに残念。

 

↓この道路らしい。

 

 

その時は知らなかったので、普通に元来た道を戻った。

 

途中、「かくれくぼ」という看板があったので、ちょっと車を止めた。年季の入った看板だわ。昭和39年だって。さっきのダム湖の整備と一緒に造ったんだね。

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  • 戦国時代の麻績城主服部氏は麻績城の背後が極めて脆弱であるため、この場所に度々兵を隠した
  • 「かくれくぼ」は、東北の栗林から南西の菅に至るV字の谷で下ると「地獄谷」、「佳香砥の滝」、麻績城に達する
  • 谷の長さは2km

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↑この方角に多分麻績城があるのかな。最近山に登ってないなー良い季節なので登りたいなー。

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色々な話を照らし合わせると、

  • 服部清信が領主となり麻績古城を築城
  • 子の清正が更に守りを固めるため麻績城を築城(隠れ窪は麻績城の守備用なので清正が設置?)
  • 諏訪頼重の側室の小見(麻績)の方は服部氏出身で諏訪御料人の母、武田勝頼の祖母にあたる
  • 服部氏自体は村上氏に属している
  • 菩提寺は「法善寺」だが、このお寺さんは武田家と繋がりがあるらしい(服部氏を滅ぼすためにまず法善寺を懐柔したとか)
  • 服部氏は武田方の青柳氏(青柳氏は隣の領主)に攻められ越後へ、青柳氏は麻績城と青柳城の城主となる(このタイミングで青柳氏は麻績氏を名乗る)
  • 服部氏は武田家が滅ぼされた後、上杉氏の支援を得て麻績城の城主に返り咲く(麻績清正こと服部清正)
  • 小笠原氏と上杉氏との争いになり、服部氏は青柳氏と共に小笠原氏についた
  • 麻績城は上杉氏に攻められ、服部氏は滅ぼされる
  • 青柳氏もまた小笠原氏により力を失う

という流れのようだ。

隣の領主だった青柳氏が一時麻績も支配していたものの、麻績周辺は「服部氏」一色のようだ。菩提寺の法善寺の他、海善寺というお寺さんも服部清信の兄弟が住職で。海善寺は麻績神明宮の神宮寺じゃないかとも言われているらしく、当の麻績神明宮も宮司家の養子として服部清信の兄弟が入っているそうだ。

菩提寺の法善寺は信濃三十三観音霊場の第1番札所となっている。聖博物館の現在のメインテーマである信濃三十三観音霊場ですよ。麻績村で一番大きなお寺さんじゃないのかな?

こんな服部好きっぽい場所なのに、多分服部氏は村から完全にいなくなってそうな雰囲気。隣の領主だった青柳氏とは違うね(確か青柳宿本陣家として存続していたはず)。寂しい。

 

あと、ハットリっていえば忍者でしょ…? 麻績村誌の目次だけ見られたんだけど、その中に「服部氏・伊賀氏の入部」とか「服部伊賀守」とかいう文字が踊ってた。やっぱり忍者なのか!

 

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兵を隠したとかいう谷だけど、とにかくスケールが大きく。数千人いけるんじゃないの? という規模のように思えた。谷底に別荘らしき建物が点在しているんだけど、今居る場所からだと相当下に見える。広いんじゃないかなー? これじゃ隠した兵士も迷子になるんじゃない?

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説明板にあった「佳香砥の滝」は風光明媚な滝だそう。

 

 

 ★★☆☆☆

大沼の説明板、少し考え直した方がいいんじゃないかと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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近所の隠れている豚カツ屋さん。場所は下調べしなければ辿り着けない。その反面、非常に有名な店。平日行ったにも関わらず客が多め。1/3くらいが予約客っぽい(予約しないと食べられないと考える常連さん達だろうか)。

良い肉であることはもちろん料理の腕が良くないとここまで美味しくならないよね、と確信した。どうやったら料理って美味しく作れるようになるの? まずは肉叩き買ってみようかな。