用事があったけど、思いの外早く着いてしまい、ウロウロすることにした。雪降っていて寒かった。
曹洞宗黄梅山栽松院というのが正式名称で、しまんりょとも呼ばれているらしい。通るだけでマジマジ見たのは初めて。ずっと神社かお堂だと思っていたのに、実はお寺さんだった。
非常に古そうなお寺である。創建は戦国時代まで遡るらしい。「しまんりょう」というのは嶋の寮(寺)が訛ったものらしく、その意味は「島の観音堂」だそう。このお堂の両側に川が流れており「島のようだったから」らしい。
お堂を建てたのが名主で造り酒屋の菊屋(山嵜家)というおうちで。菊屋稲荷を屋敷神としていた家らしい。
↑菊屋稲荷
善光寺近くに大邸宅を構えていた菊屋は強運のおうちで、大火事(桜屋火事・善光寺の門前町が丸焼けした)にも地震(善光寺地震・震度7で死者八千人以上)にも被害があまり無かったらしい。セントラルスクエアの北側にあったという菊屋さんが明治以降どうなったのか分からないが、山嵜家の邸宅ってひょっとしてアレじゃないかな? という心当たりはある。その建物は「明治時代の商家」だと紹介されていたが、菊屋さんの邸宅だったものかどうかは分からず。
菊屋稲荷は菊屋跡地から1kmぐらい離れている。
↑嶋の天神
なんだかよく分からず。頭良くなりますように。
↑尾上出世不動尊
詳細分からず。戸隠から移転してきた?
↑地元商店街の守護社?
↑石碑
↑子育て赤地蔵尊
赤いのは魔除けで塗っているらしい。お地蔵さんは地獄から救ってくれる存在だそうで。六地蔵はそれぞれが地獄の六道におり人々の代わりに責め苦を受けてくださるらしい。また、賽の河原で石積みしている幼気な子供達も守ってくれるそうで、子供の守護神にもなっているそうな。
↑摂社たち
↑石碑
社も石碑も古そうだけど、街の開発などで行き場を失い一カ所に集めて祀っている感じもする。
↑古い倉庫もあった
門前には黄梅も咲いていたよ! 寒そう。
権堂方面へ。
↑於菊稲荷社
おどろおどろしい。「お菊」っていうと播州皿屋敷の人というイメージが強すぎなんだろうか。
この場所は菊屋跡地のすぐ近くで、もしかしたら菊屋さんと関係があるのかもしれない。
住宅地の真ん中の、とても分かりづらい場所にあった。
↑延命庵
こちらも於菊稲荷、菊屋さん邸宅跡のすぐ近くにあった。
経読み地蔵とも言われる。むかし菊屋のご主人が目の病気で寝込んでいた。蔵の中からお経を読む声が聞こえた為に蔵の扉を開けたら、小さなお地蔵さんが熱心にお経を唱えていた。で、ご主人は全快したという。以来、目の病気を治すお地蔵さんとして信仰を集めているそうだ。
菊屋の一族はお稲荷さんにもお地蔵さんにも愛されているのか。そりゃ大火事にも大地震にも強いよなー。
秋葉神社まできた。
勢獅子というのは明治4年に長野県誕生を祝って始まった獅子舞だそうだ。
権堂は歩けるが、大通りを越えて東にある鶴賀新地は未だに行ったことがない。子供の頃、一度大通りを渡って向こう側まで行ったことがあるけど、なんか空気感がおかしくて戻ってきた。その後鶴賀新地のことを知ったが、もう行こうと思わなくなったよ。長野市民なら一度は新聞で映画上映案内をチェックしたことがあるはずのニュー商工も鶴賀新地のどこかにあったはず?
権堂にあった遊郭は鶴賀新地に移転した後、消滅したみたい。鶴賀新地の遊郭は現在も廃墟となって残っているらしい。
権堂のアーケード街にはお寺さんもあった。
往生院というそうだ。説明板には
- 大同2(807)年に弘法大師が善光寺参りに来た際寶乗寺を創建
- その後の正治元(1199)年に同じく善光寺参詣の法然がこの場所に逗留し浄土宗往生院と改めて現在に至る
- 権堂という地名も往生院由来で、建久8(1197)年源頼朝が善光寺再建のために御本尊をこのお寺に移し仮堂(権堂)としたからだそうだ。
権堂に遊郭が出来る前からずーっとあるお寺なのね。
本堂らしき建物は御影堂(法然上人を祀っている?)になっている。
宇賀神大弁才天という名前の神様で、長野県内最古と書かれていた。宇賀神大弁才天は中世以降に信仰された神様らしく、宇賀神と弁財天が習合したとされる。
こちらも石碑や石塔がひっそりと置かれていた。
時間になったので、ご飯を食べたよ。とにかく美味しかった。このお店は1年ほど前から行ってみたかったんだけど、なかなか善光寺界隈をうろつく機会が無く…大満足だよ!!
12月から1月にかけて元々忙しく、そのうえオタクな活動も数年ぶりに再開し休みはほぼ家に居た。数年ぶりにゲーセン行ったが、びっくりするぐらい何も取れなかったからもう行かない…。
真っ当な生活をしていた数年間のうちに昔ハマっていた作品の20周年記念的な新作コミックスが出ていて驚いたり、休眠していたヤフオクのアカウントを覗いたら気持ち悪いぐらい女の子のフィギュア買いあさっていた履歴に震え上がったりした。
最盛期には数百冊ほどあったマンガ本を実家へ取りに行ったら一冊も残っておらず(恐らく薄い本共々処分したらしい)、その代わり大量のチョコエッグのおまけの動物達、ガチャガチャやゲーセンの戦利品のフィギュア・ぬいぐるみが残されており「宝の山だ!!」とテンション上がる。が、連れ帰ることに関しては家族に嫌な顔された為に断念。
今の家も家捜ししたところ、昔買ったようなマンガ本は岡田あーみんとか家族が読まないであろうものしか残っておらず、オタ活を止めてから買ったコウノドリとか真面目な作品しかない。その代わり古いゲーム機(サターンから初代DS・DS Liteまで)や大事にそうにプチプチに包まれた小さいフィギュアの女の子達(ヤフオクで買いあさっていた大事なお人形さん達だよ!)、未開封のゲーセンで取ってきたガンダムの機体とかが出てきた。
今となっては何がキッカケで止めちゃったのか覚えていないが、何か物凄くショックなことがあったに違いない。止めた大体の時期は分かったが心当たりがたくさんありすぎたわ。とりあえず今回買った某作品の20周年記念コミックスのために本編(TVアニメが原作でキャラの設定等が異なる劇場版がある→コミカライズ全5巻+劇場版1巻→記念新作マンガ1巻という流れ)アニメのDVD全巻買うしかないかなー?
食べ歩きはしていたよ!