家族と出かければロクに御飯も食べられないが…1人だと最高だよ、店構えがオシャレなとこに入れるし、ゆっくり味わえるー! 湯宮神社の近くに目を付けていたお店があって入ったらこんな感じ↓
ザ☆男飯みたいな。奥のドンブリ位の大きさのお椀は味噌汁入っている。見るだけでワクワクするわ。
発酵食品をテーマにしたお店で、味噌とか麹を使ったメニューばかり。全体的に量が多い。美味しい。そして、20代~30代の「趣味はDIYです」みたいなオシャレで男気ありそうなお兄さん達が働いていた。まさかココ天国では!?
デザートのアイスとチョコ。チョコには蕗味噌が入っているそうだけど、蕗味噌味はほとんどしなかった。味の奥に苦みがある程度。言われなければ普通のガトーショコラとしか思えなかったよ。
この後どうしようかなー? と思ったけど。渋温泉の金具屋見てこようかとか…日帰り入浴やってないし時間も微妙で断念。湯田中駅を見に行くことにした。
こんなの居たわ。
湯田中駅前は大きなスーツケース引きずった外国人が多く、雪がなくて残念だなという様子。滑りに来た人もいるかもしれないが、多くは温泉に入る猿目当てらしい。わざわざ北信の各スキー場まで滑りにきた外国人が目的を果たせず、でもいいかと気持ち切り替えてまずは猿見に行くらしいぞ! と後で家族が教えてくれた。
私が小学生時分では地獄谷なんて静かな僻地で、間欠泉を見に行ってお昼の御膳に紅葉の天ぷらがあった、という記憶しかないや。地獄谷野猿公苑は昭和39(1964)年開苑だそうだが、行った覚えがない。1970年のLIFE誌の表紙を地獄谷温泉に入浴中のキメ顔の猿が飾ったそうで、それをキッカケに有名となったらしい。開苑してからわりとすぐに海外に紹介されてたのか。
元々は餌を求めて里に下りて畑を荒らすようになった猿の害が酷く、駆除の許可をもらうところまで話が進んだが、ある人が猿駆除に異を唱え。「山の奥地で餌を与えて猿の生活圏を管理すれば里での被害がなくなるのではないか?」というコンセプトで猿を手なずけ始めたのが公苑誕生のキッカケだそうだ。そういう概念で運営しているので、管理者以外の餌やりは厳禁、お触りも禁止。他にも禁止事項がいくつもある。管理者は猿を見に来た見学者の行動も監視します、とのこと。禁を破ると猿は餌目当てで人間を襲うようになるし、守れば猿は人間に関心を持たないから温泉の猿を近くで観察できるようになるらしい。
猿の餌やり場が間欠泉がある近くの温泉宿で、子猿が冬場面白がって温泉宿の露天風呂に入る→温まる→それを見た親猿も入って暖を取る→冬場は温泉に浸かるようになる、といった変遷で、スノーモンキーが誕生したそうだ。ちなみに入るのは子猿と雌猿のみで成年の雄猿は入らないらしい。
湯田中駅は温泉も併設されている。先ほどのレストランの店長の話だと「いつも混雑してるしごく普通の銭湯」だそう。確かにいっぱい人いたわ。駐車場も空きなかった。
温泉の手前は昔の駅舎だった。
有形文化財に登録されているそうだ。
何故急行列車が乗り入れると駅舎も変えなきゃならないのか? 技術的な理由かと思ったけど、単に東京からの観光客を招くために新しくしただけなのかな? そんな急行列車も昭和57(1982)年に運行終了していた。急行列車が来ていたときが一番賑わっていたらしい。何か昭和っぽい雰囲気の場所だなと思ったよ、そのまま時が止まっている感じだわ。
旧湯田中駅舎の中は、展示室と掲げられていたが、どちらかというと観光案内所だった。
このスペースは駅の事務室だったようだ。駅の待合室や改札口だった場所は簡素な会議用テーブルみたいなのが置かれ、持ち込みOKで御飯食べたり出来る場所になっていた。そちらでは家族連れが何か食べていたよ。
切符売り場の中かな?
外国人向けのパンフレットの方が多かったかもしれない。分厚いパンフレットは日本国内の国立公園の詳細な案内だった。湯田中は「上信越高原」という名称の国立公園の玄関口に当たる。モデルコースも設定してあった。
- 東京駅出発→鉄道を乗り継いで湯田中(昼食)→上林温泉でスノーモンキー見学→湯田中に戻り渋か湯田中の温泉宿に1泊
- 湯田中or渋→志賀高原→バックカントリーツアー→草津→志賀高原で1泊
- 志賀高原1日フリー
- 志賀高原→長野・善光寺→東京駅到着
スキーやらないからなんとも言えないけど、バックカントリーは楽しそうだよなー。
駅舎時代のものはあまりないようだが。
謎のフェルメール、ルノワール、ゴッホの偽物。他にも掛け軸の仏画?1点と印象派の絵画複製物3点が飾られていた。元駅長の趣味で飾られていたものだろうか。特に「真珠の耳飾りの少女」が2点もあり、情熱を感じる。
旧駅舎の外には、レンタルスキー板の生まれ変わりが置いてあった。
ベンチ。
最後はコイツ↑の出発を見届けて帰った。4両しかいなかったよ、短かったな。
★☆☆☆☆
英語のパンフを持ち帰って、解読を試みようと思います
<旧湯田中駅>
昭和2(1927)年 開業