働いている会社の雲行きが怪しい。夏のボーナス遅配(賞与は遅配と言えるのか分からんが)辺りから転職活動の準備をし始めたものの「転職は早くても冬あたりにするかなー?」なんて思ってたら。今月から勤務時間が短縮されちゃった! いつでも転職出来る用意しとかなきゃなー。
そんなこんなでまずは神頼みしようということで。
笹焼神社から気になっていた矢崎山に登ってみようと思った。私の妄想だと、矢崎山の伊勢社にもお参りしないと片参りになっちゃうからね。
目指す矢崎山は歩いて5分もかからず着いた。
矢崎山から尾根続きで行ける霊諍山も、矢崎山の背後から抜けられるようになっているらしい。
昭和って感じの標識だな。通称「白看」と呼ばれる案内標識で、昭和25(1950)年~昭和46(1971)年の間使われていたものと思われる。その当時は有名な観光地だったのかもしれない。
霊諍山へ向かう道もこんな感じ↓
キテル。
矢崎山の入り口まで戻ったよ。
オフシーズン(草と虫、もしくは獣・蛇が出てくる季節)にはちょっと躊躇しちゃう道だよね。私はふらっと来ちゃったので、虫や薮に立ち向かう装備ではなかった。
地元民の散歩コースみたいなイメージ持っていたのよね。ちょっと違うのか。
修験者が修行する山なので、こんな感じの石碑がたくさんあったよ。
上にあるのが「三笠山 鏡心霊神」、下は「賢なんとか霊神」とあり、修験道が行われた山にありがちな石碑だ。上の方の「鏡心霊神」は明治時代に入ってからの建立のようで、比較的文字が読みやすい。下のなんとか霊神は明治以前の古いものなのだろうか。「長野縣町村誌」によれば、ここ矢崎山には仙福寺というお寺さんがあったらしいが、そのお寺さん今はもうなさそう。
他にも青山霊神などの石碑もあった。この辺りは明治以降の新しいもののような感じがする。明治以前の修験道関連は少ないのかもしれない。
ここの石碑はシーサーみたいなモノに守られていた。
もう一匹おり、狛犬みたいな感じだったよ。
晩秋から冬に来るべき場所だな。今年の夏は「12万年間で一番暑い」と称される、とにかく暑い夏なので…そんな昔から統計取ってるのかよ!? と思ったけどさ。とにかく地球上で最も暑い夏を迎えたらしく、今夏はさすがに山に登る気分にはならなかったよ…。矢崎山も見る限り登らない方が無難な雰囲気を醸し出している。
この辺りは「信濃国で最も古い時代の郡衙が置かれた」とも言われている場所であり、現在の武水別神社の元となった神社「元八幡神社」があったとも言われる場所でもある。
古い神社なら霊験あらたかであろう、修験道の祠(というか、笹焼神社の対になっているであろう伊勢社)へのお参りも果たせず、このまま帰る訳にはいかない。
武水別神社の前身、元八幡神社を目指そう。
矢印の通り進んでみると、趣のある蔵なんかあたりして、なかなか楽しいです。
が、行き止まり? 元八幡は行きすぎてしまったらしい。
この道を進むと霊諍山へ至るらしい。
矢崎山登るよりは気楽そうに見えた。が、ハナから霊諍山は目指していないのよ。
とにかく、元八幡は過ぎてしまったようだ。どこだよ…? 元八幡らしきものはなかったが? 戻ろう。
道は合っていた。
おかしい。大雲寺方面にも歩いてみたが、それらしきものは見えず。
もう一度、ゆっくり「元八幡→」の方向へ進んでみた。
あらー!?
あれじゃないかな…。
赤い矢印が元八幡の社殿
青い矢印が(おそらく)元八幡の案内板
参道は結局見当たらなかったよ。どうやってあそこへ行けば良いんだ。全く分からず、遠くから祈っておいた。
ショートカットするには民家侵入するしかないし、社殿がある畑では働いている人がいた。勇気出ないです。
これでは転職上手く行かなそうだな…悲しい。
★☆☆☆☆
社殿への出入り口が謎過ぎる、転職頑張ります…
<元八幡神社>
創建年 不明
開基 不明