本来の目的は別にあったのだが、結果的にダムめぐりになった。
・永井ダム
坂上トンネルという長いトンネルができたため、麻績ICと戸倉上山田温泉の間が便利になったはず…が、姨捨SAから高速乗れるようになったために交通量があまりない。旧上山田町から三キロ以上ある坂上トンネルを抜けてすぐ、永井ダムがある。
釣りができるらしい。公園になっており遊具があった。誰もいなかった。
砂防ダムだそうだ。
良くある形のダムなのだが、けっこう大きい。近くまでは行けなかった。
・氷室ダム
目的地に向かう途中にあった。キャンプ場などがあるらしいのだが、オフシーズンのためか人っ子一人いない。
見えにくいが氷室砂防ダムという名前だそうだ。見た目もさっきの永井ダムと大差なし。
こちら側も構造は同じ…。ダムわりと好きだが、詳しいことはいつも分からない(構造名とか覚える気もなく…諸元見たところで「???」となる)。
・修那羅峠
かっこいい名前なので、一度見てみたかった…ただそれだけの理由でうねった山道を車で上がってきた。石仏が点在しているという観光地だというが、個人的にはやはり木像の方がいいな。
ここには安宮神社という神社があり、修那羅大天武という人が万延元(1860)年に開いたと言われている。彼は修験者で、この土地で雨乞いをした結果それが成功したらしく、地元民の信仰を集めた。彼の信奉者や地元民によりいろいろな仏様がここに建立された。どれもユニークなものばかりで…幕末から明治期が最盛期だったという。新興宗教の聖地みたいなもんか?
「修那羅山安宮神社」の額が掲げられている小さな鳥居の向こう側に、ぽつぽつと石仏の姿が。全部で860体以上あるという。こんな端っこな場所にもあるので、峠道のあちらこちらに石仏が鎮座しているんだろうな。
それにしても。
この峠、ずいぶん不気味じゃないですかね…? 「修那羅」は字面だけ見れば修羅場に似てるし、「実は『津山30人殺し』のような惨殺事件がここで起きた」と言われたら、少し信じてしまうかもしれない。
反対側の峠入り口にやってきた。
こちらのほうがメインの入り口らしく、案内板が設置してあった。
私は時間切れ。ここから神社まで800mだと書いてあった。所要時間は往復で2時間くらいかなとなんとなく思ったために断念。せっかくだからと現在の峠道をちょっとだけ通って帰ることにした。
景色がよかった。交通量も多くないので、ぼんやりドライブには良さそう。
★★☆☆☆
あとでネットで調べたところ、神社までの道のりは結構な山道だそう(もともと峠道なので考えたら当たり前だわ)。
<修那羅峠>(本来の目的地はココ)
旧名 安坂峠
開通年 不明(古い峠らしい、小県地方と麻績地方をつなぐ峠)