多田(押鐘)氏がこの地にやってきたときに、まず最初に作ったらしい館跡。
現在は盛伝寺というお寺さんになっている。天正年間(1573~1592)に多田氏の館跡にお寺を建てたという。
押鐘城は大永年間(1521~1527)に築城らしい。その時に盛伝寺居館はお寺にしたそうだ。盛伝寺居館はそれ以前に造った館になるはず。ちょっと時期が合わない気がするけど「現在の盛伝寺は天正年間に復興した曹洞宗のお寺」という記事も出てきたので、一時期廃寺になってたかそれに近い状態だったのかもしれない。
この館は大永の前、永正年間(1504~1521)だと勝手に思っている。押鐘城を造った人が2代目らしいから。多田氏はこの地で3代続き、
初代→移住? 盛伝寺居館つくる
2代目→盛伝寺居館を廃し、城をつくる
3代目→戦功をあげ、押鐘氏を名乗る(居城も押鐘城に名称変更)、天文22(1553)年村上氏に従い越後に落ち延びる?
という事跡があるそうなので。
見事な桜。
参道だと思うけど「不動尊道」という名前がつけられていた。まっすぐ行くと不動尊堂
があった。
ちょうど満開だった。
お寺さんはこんな感じ↓
非常に綺麗なお寺さんだった。よく手入れされた庭園、絵画的というか。桜が一番の見頃を迎えていたので来てよかった、と思った。
★★★☆☆
不動尊道の桜が見事だった
<盛伝寺居館>
築城年 不明
築城主 多田氏
構造 平城