本格的な花粉シーズン到来。外は雪が舞っていても鼻水・目のかゆみ・くしゃみが止まらない。そしてマスクがどこにも売っていない。うちの在庫切れたら死ねる。どうしてくれよう…新型コロナなんかよりずっと切実な問題。
浅間山を眺めた後。
旧佐久甲州街道から本間城のある山の裏へ回ってきた。ここももしかしたら古い道なのか、途中に石仏があった。
大きめの岩がゴロゴロする。三沢川というらしい。この川も千曲川と合流する。
川を隔てて本間城が多分↑の山の中、どこかにあるらしい。そしてこの古い橋は何に利用されていたのか気になる。
登り口はここから↑
東電が管理している鉄塔と管理用道を目指せば良いそうだが。
管理用の道なので、当然立ち入り禁止だと思うのです。
人気が無いことを確認し。
一休さんのような屁理屈めいた言い訳を頑張って考えつつ、入り込んだけど。誰もいなかったわ。
管理用道路が途中まであったけど、見失った。仕方ないので適当な斜面を登り始めたよ。
あっという間に、管理用建物が小さくなってしまった。
見失った道を発見…近づいて降りてみよう。
怪しげな穴がそこかしこにある。ちょっと覗き込む気も起こらず。大きさ的には熊じゃなさそうだけどさー。
道に降りた。斜面ひたすら登るだけよりずっと楽に移動できるよ。
早速崩れている。
最近崩れたばかりなのか、道もここで寸断されている様子。まあ、巡回とか荷物が少ない場合だと大した問題にはならなそうな。
目印の鉄塔が見えてきた。この鉄塔を左に行けばあるらしいが。
なんとなく右へ進んでみた。こっちにも道があったからだ。
すぐに行き止まりになった。何にも無かったなあ。
行き止まりには柵があった。畑と山を区切っている奴だ。向こう側にも鉄塔がある。
ここには立ち入り禁止の表示はない(向こう側の表示は立ち入り禁止になっているのかな?)。もしかして柵が開くのではないか? と思ってガシガシ揺らしてみた。この扉開くんだったら、出入りはこの場所からの方が楽なんじゃないだろうか。猟友会の仕掛けた罠が置いてあるみたいだし、入っても良さそうな気がする。
なんか分からないけど開かなかった。
とりあえず、先ほどの場所まで戻る。
この尾根を伝っていくらしいよ。
何か貧弱な尾根だな。
今のところはなし。
んーこれは? 到達したみたいだよ。
急に現れた感じ!
とにかく本郭を目指す。
ここもまた鉄塔の管理用道らしく、歩きやすく整備されている。
凄いのが見えた?
先に駱駝の瘤みたいなアップダウンがあるよ。
堀。
ぽんぽーん、の間には。
さっきより深い堀あったよ。
マスクして登ると息が上がっちゃう。そして日頃の運動不足がたたり、斜面を上がっていたら足を攣った。色々考えるのが面倒臭くなっちゃって、そのまま上がってみたんだけどそれがダメで筋ちょこっと痛めたみたい。一旦は収まった痛みが、次の日ぶり返しやがった。普段からなるべく身体動かそうと反省したよ。
最後の瘤を登り切ってみたよ。
なんだね、あの祠は。
どうやらここが本郭らしい。
祠と石標は間新しい感じがする。誰が設置したのか(小海町ではなさそう)分からない。書いていない。まさか東電さんが???
台座の文字。何を表しているのかさっぱりだよ。鳥の名前? 設置者の名前? ぐぐってみたけど全くヒットしなかった。ちなみに「鸞」は中国の伝説の霊鳥(雄)で、絵だと雉っぽい? と思ったが。wikiによれば、ケツァールという南米の鳥に見た目が似ているという説もあるらしい(グアテマラの国鳥で、世界一美しいという極彩色の鳥だってさ)。
本郭の様子。
土塁とかある。
今のところ、このお城を作った人が誰なのか、いつ作られたのかハッキリしないらしい。普通に考えて、元あった小さな砦を武田信玄が宮の上キャンプ地造営に併せて改良した、なのかなー? 収容人数が多そうな広い宿営地にもすぐに異常を知らせることが出来るような、物見台は必要な気がするわ。大人数だと動きも鈍くなっちゃうだろうしな。
先に進んだ。
猫の額みたいな?
更に先へ。
人工的な地形がずっと続くんだけれども、小規模な感じ。1人でスコップ担いで数日間働けば完成しそうな雰囲気の小さなやつだ。
鉄塔を示すやつ。
広い感じの堀切。本郭と2の郭を守衛している。本当に狭い。
↑2の郭方面
堀切の先の山を登る。
浅間山が見える。右側は蟻城がある山。
ちょっと高い。本郭より佐久地方が見やすい。
先に広がる盆地は佐久だ。佐久地方は武田信玄の父親がよく遠征に出かけ、侵攻を繰り返していたらしい。武田信玄の初陣も佐久地方の領主だった平賀源心(平賀源内と名前が似てるね、と思ったら彼のご先祖様らしい)だとか。
佐久自体は866年の書物に記載があり、郡衙も発掘から「存在した」と推定されているほど古くから栄えていた土地らしい。古東山道も佐久を経由していたはず。甲府からも侵攻しやすい場所にある。川があるから米とか食べ物も豊かなのかも。領土にするなら良い土地なのかも。
この辺りでお城は終わりらしいが。まだ歩けるので先に行ってみようと思う。
鉄塔の管理用道も続いている。
振り返ったりしてみるけど。
さっきみたいにコレといった人工的な雰囲気はない。
急にやる気が失せたかのよう。造った作業員も嫌になっちゃったのかな。
堀切? みたいなやつ。
戻る。
↑これはなんかやる気感じるよね。ここからがお城跡なのかもね。
本郭まで戻った。
気合い入れて造ったのはここまで↑みたいだよ。
あとはなんかぼんやりしている。
さよなら本間城。
帰りは管理用道を見失うことなく歩いてきたので、非常に楽に買えることが出来た。
三沢川の対岸、隣の山にも鉄塔管理用道があるらしい。鉄塔だらけなのか。
★★★★☆
子供連れだとリスク高いけど見応えはあった
<本間城>
築城年 不明
築城主 不明